避妊ガイドブック



ver 2.6 / 2012-03-13

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Contents

文責:musique / musiqueあっとま~くhyper.cx

Caution
 筆者は医師ではなく、記述事項のソースの多くは、wikipediaと病院/公的機関のWEBページです。なので、下記の記事については、おおむね合ってるというレベルでご覧ください。




#1 避妊方法

まちがった避妊方法
× 中出ししてもコーラで洗えば
いったい、いつの時代の厨房なんでしょうか……
× 着けずに挿入し射精前にコンドーム装着
× 着けずに挿入し外に射精
抜くのに間に合わずに中で…… という事態も多いようです。

また、「先走り」という少量の粘液が男性側から出た後、気の早い精子が射精前にフライング気味に飛び出し、「先走り」が整えたルート上を突進する可能性があって、ハイリスクです。また二連戦をした場合には前回の残留精子も危険です。
× 『安全日』なんで生で
だいたい『安全日』なんてもんはそもそもこの世にないんですね。『オギノ式』という受胎するための手法の中に、『不受胎期』(ここで子作りしようとしてもヒット率が低いからパス!)って書いてあって、妊娠しないとは書いてないわけで。

結婚式の翌月、そんなに神経質にならなくてもいいいんだよな、結婚したんだし、とふと思い、『安全日』にノーガードでやって、見事に一発ツモで大当たりした私が言うんだから間違いない(w

1 コンドーム

 とりあえず日本ではデフォルトです。挿入前に装着。射精したら、時間をおかずに撤退してはずして、破れたり漏れたりしていないか確認。

 実は女性としても最初の頃は着けないほうが痛くなかったりするのですが、ほとんどの場合、そんなことより避妊が最優先と考えています。

 男が強く要望したり、素敵なクリスマスを過ごして雰囲気に流されたりして、ついコンドームなしにOKを出してしまったりもしますが、『安全日』だろうがなんだろうが妊娠リスクは結構あるので、彼女の女神的な優しさを無理やり引き出しちゃぁいけません。

 ただし、コンドームは原因不明の(年間換算)3%の失敗率を持つ不十分な避妊方法なので、ちゃんと装着してもそのリスクを回避することはできません。他の方法との併用が必須です。
射精したらコンドームが破れてた場合
経口避妊薬 モーニングアフターピル wiki  [抜粋]
コンドームが破れた、などの緊急事態には、
産婦人科で相談すれば処方してもらえる。
モーニングアフターピルは日本では未公認。
でも、中容量ピルで似たような配合をしてくれる。
(注)
24時間以内で95%の妊娠回避効果といわれている。
72時間以内でもある程度の効果があるとも。
大量のホルモンを一気に摂取するので、体への負荷が大きく、緊急限定。
(注)
2011年に緊急避妊薬ノルレボが認可され発売されています。

 産婦人科で入手可能ですが、病院によってやっていないところもあるので、行く前に電話などで確認が必要です。保険はききませんが、保険証を持っていくと手続きがスムーズになります。15,000円~25,000円程度(ノルレボ限定/薬代+診察料)。

 代理人は不可、本人必須。未成年者の場合は一人で行ってもいいかどうかを電話の際、チェック。ダメなら覚悟を決め、味方筆頭候補の「彼女の母親」を全力で説き伏せるべし。

妊娠回避率の目安:
24時間以内90~95%、48時間以内85%、72時間以内60%、3日間平均75%

排卵日に膣内射精した場合の通常妊娠率が30%未満だと仮定すると、24時間以内のノルレボ服用により、計算上2.7-1.5%未満の妊娠確率となります。

緊急避妊後の統計上の着床率は、平均2%となっていますが、排卵日であったか否かによって当然ばらつきがあります。

参考:緊急避妊(モーニングアフターピル)*11
2c 身体・健康板/すべての情報が詳細にまとめられています。必見です。


JFPA 緊急避妊薬を処方している施設の検索

cf:緊急避妊を診察項目に記載してある病院
 2012-02-16 時点で適当にネットで拾った「緊急避妊を診察項目に記載してある病院」で、値段が書いてあって、内容にまできちんと言及していて信頼できそうな(あくまで主観)とこ三軒。

 ちなみに、この3軒は上記JFPA推奨施設にも入ってました。

アーク米山クリニック(ピル外来)
東京都足立区西新井栄町3-5-20 TEL:03-3849-3333
1. 従来法:中用量ピルによる緊急避妊法 自費診療+薬剤合計\7,350
2. ノルレボ錠よる緊急避妊法 自費診療+薬剤合計\15,750

やすひウィメンズヘルスクリニック(よくある質問コーナー) 真ん中あたり
長崎県長崎市銅座町2-15 NKイリスビル5F TEL:095-825-9700
ノルレボ錠 15,000円 (診察料こみであるかについては不明)

伊藤メディカルクリニック(ノルレボ錠)
東京都大田区蒲田5-27-10 蒲田TKビル3階 TEL:03-3731-2122
緊急避難ピル(従来法?) 5,000円
ノルレボ錠   15,750円(税込)

 他にもあるんだろうけど見本として、この件に関する正確な知識を得るために活用してください。ちなみに3箇所とも院長は女性。同性の女性をドクターとしてサポートしたい! という思いが強く感じられます。

 緊急避妊を診療項目に書いてある婦人科病院は多いけど、保険外診療なのに値段が書いてない病院が多くて、あっても値段がバラバラ。寿司屋の「時価」みたいな状態。

大雑把な価格帯
従来法  4,000~8,000円
ノルレボ 15,000~25,000円

注:妊娠回避率の高さと副作用の低さの両面において優れたノルレボ法に数年以内にシフトしていく感じです。

2 ピル(経口避妊薬)

 日本において低容量ピルが主流となってから、中容量の時代に比べ、嘔吐感などの副作用はかなり減ってきていますが、ピルの種類によっては3%ほどの人が体に合わないことがあります。

 なお、ピルを飲むとマイナスとプラスの副作用があります。マイナスでメジャーなのは血栓症と子宮頸がんですが、卵巣がんなどは逆に激減します。安心のために、年一回のピル検(血液検査+乳がんと子宮ガン検診)をしておけば何の問題もありません。

 上記以外のデメリットは存在しませんが、一方で、コンドームの持っている性感染症予防機能がないのは注意すべき点です。
3 オギノ式
 次の月経の到来日から逆算して排卵日を予測し、その近辺に集中的にセックスして受胎するという、受胎法です。

 逆に排卵日から遠い「不受胎期」を「安全日」と読み替えることにより、現在の日本では「避妊法」として広く使用されています。

 しかし後述するように、この方法だけで避妊を実行すると、10組のカップルのうち約1組が1年後には「こんにちわベイビーちゃん!」という事態に陥る、恐ろしくあてにならない避妊法です。

月経期間
排卵期近辺=受胎期
非排卵期=不受胎期

オギノ式パターン図(28日周期)

4 基礎体温法
 毎朝目が覚めたら体を動かさずに体温を測り、排卵の日を体温変化からつかまえようという方法です。これも元は受胎法でした。



 低温期から高温期へ移動する直前のガクンとさがった場所が、多くの場合排卵日と一致することを利用しています。ただし、稀に、グラフをつけてみても、体温変化が少なかったりランダムだったりして、基礎体温法で排卵日を特定できない女性もいます。

 オギノ式が予測月経到来日から逆算するために、どうしても不確かにならざるを得ないのに対し、基礎体温法はある程度絞り込める分、信頼性があります。
費用の比較(めやす)
1:コンドーム
 10個入り490円とか普通。ドラッグストアとかコンビニとかスーパーで入手可能。単純計算、年間100回で4900円。病理的副作用ゼロはおいしい。

2:ピル(経口避妊薬)
 健康保険適用外につき、誰でも自費扱い。産婦人科扱い。

 初回:初診料とか指導料こみで約6,000円
 次回:1シート(28日分)2,000円~3,000円
 薬代年間合計:30,000~40,000円
 年一回のピル検:10,000~20,000円
 (ピル検=血液検査+乳がんと子宮ガン検診)

 病院に行った場合の年間予算合計=40,000~60,000円

2B:個人輸入ピル
 慣れてきたところで個人輸入ピルに切り替える手もある。

通販(個人輸入経由)
トリキュラー1年分パック/12シート 5,725円
実質13シート=1年なので 6,250円

個人輸入+ピル検査の年間予算合計=25,000円。

cf:トリキュラーwiki の臨床成績[抜粋]
 投与1周期以上の総計924例(13,862周期)で避妊効果が評価。飲み忘れありは362例(943周期)、このうち3錠以上を飲み忘れた4例で妊娠。薬剤効果不十分による妊娠例はなし(一般臨床試験及び長期投与試験)。
3:基礎体温法
 専用の精度のいい体温計があり、婦人基礎体温系などと呼ばれています、

 体温計の中で500日程度のデータを蓄えるタイプと、PCにデータを送って、そちらで管理するタイプ、そして、単に測定するだけのタイプと、3種類あります。

 前2者は6,000円程度です。

#2 避妊に関する詳細な検討


PI比較表
PI = Pearl Index
厳密な意味をあえて無視すれば、その避妊法で100組のカップルが1年セックスして、妊娠しちゃったカップルの数

表1 PI INDEX
方法PiMin
Max
膣外射精4-19
コンドーム3-14
オギノ式9
基礎体温法3
ピル(経口避妊薬=OC)0.3
ピル(別の統計数値)0.1-5.0
ペッサリー6-20
IUD銅付加タイプ0.6-0.8
IUD薬剤添加タイプ0.1-0.6
避妊手術0.1-0.5
殺精子剤6-26
ビデ洗浄カウント外
無避妊85

表2 表1の数値から複数年確率計算したもの
方法3年間の成績10年間の成績
膣外射精11.5
46.9
33.5
87.8
コンドーム8.7
36.4
26.3
77.9
オギノ式24.6
24.6
61.1
61.1
基礎体温法8.7
8.7
26.3
26.3
ピル(経口避妊薬=OC)0.9
0.9
3.0
3.0
ピル(別の統計数値)0.3
14.3
1.0
40.1

 もしかしたら非常によくない表を作ってしまったかもしれません。

 というのも、コンドーム着用と膣外射精の成績にあまり差がないからです。もっと劇的な違いが無いと、いろいろと社会的にまずそうな気が………

 以前より「コンドームは絶対じゃない!」という意見を聞いていまして、「それは装着ルールがいい加減」だったからだろうと思ってたのですが、それは悪い 成績のPI=14の数値であって、PI=3は運用上の問題がないケースで発生してるわけで、なんか、え~っ?? という気分です。

 細かく調べてみましたが、この点については結局推定の域を出ることが出来ませんでした。

 調査経過は こちら です。

 とりあえずの結論。 精液の付着した手で女性の陰部に触れないこと!

 さらに別の原因の可能性も考えて、コンドーム単体ではなく、卵子の受胎能力を阻止する避妊法との併用で、最終的なPIを極限まで最小化するのがベストな手段となります。

 日本という国はコンドーム神話が不思議なほど強く、「避妊=コンドーム」となっていますが、完璧に運用しても年間3%の原因不明なリスクがあるものをデフォルトとするのは問題があります。

 強引なたとえですが、完璧な運転をしていても一年で100台に3台が原因不明のまま事故が起きちゃう自動車であるとか、おもちゃ売り場のゲーム機が100台に3台は1年以内に壊れちゃうとか、そんなもん置くんじゃねぇよ、って感じで……

 日本では20歳から35歳までの総人口が2500万人ぐらい居るんで、大雑把に(夫婦を含め)600万カップルが甘い夜をすごしていると仮定すると、コンドームだけで避妊してた場合、年間18万件もの望まない妊娠が発生します。

 また、表2において注目すべきは、ピルをきちんと飲んでも3年だと1%弱の妊娠率(100人に一人は妊娠)という点です。やはり、ピルも他の手段と併用してリスクを下げる必要があるようです。

オギノ式改良型の提案
 オギノ式では、月経予定日の16日前から12日前までの5日間を排卵が起こりうる期間として、この前に3日間の精子生存期間を加えて、次の予定月経の19日前から12目前までの8日間を受胎期としています。

月経期間
やばい期間
それなりな期間


 受胎法としてのオギノ式で精子の生存期間を3日としているのは、受胎するに充分可能性のある存在期間として決めたのであって、避妊法として使う場合は精子の最大生存期間を3日ではなく7日とする必要があります。【改良1型】



 常識的には、排卵期以外の膣内のPHは通常酸性であり、酸に弱い精子の寿命は数時間であると考えられていて、3日の残存期間でも多すぎるのですが、想定 内リスクとしてイレギュラーな環境(異なるPHを持つ女性/パワフルな精子を持つ男性)も追加したほうがより安全と考えられるため、7日としてみました。

 さらに月経周期の突発的ずれも受胎法としてのオギノ式では不採用期間としているので、避妊法として使用するならマージンが必要です。根拠はありません が、とりあえず前後8日として足すと、この拡大受胎期は月経終了日の翌日から4日前までの23日間となります。【改良2型】。



 蛇足となりますが、改良2型において、重なってて見えないのですが最初の月経の真ん中あたりから受胎可能期間となっています。ご注意ください。
避妊法併用
 100%の避妊法など存在しません。ですから複数の避妊法を併用して、リスクを減少させます。ゼロにはできませんが、そこはあきらめます。

 考えてみてください。交通事故やガンやその他、最終的に防ぎきれないものにおびえて普段の生活が出来ない人は、そんなにはいませんよね?

 確率的に発生するものについては発生要因をできるだけ減らす努力をして、それでもどうしても残るものに対しては起きた場合のシミュレーションを前もって行い、そのときになってあわてないようにするのが現実的です。

 ちなみに、2010年度のガン死亡者数は353,499人。日本の人口は125,358,854人。比率にして0.28%。ほぼピルの厳格運用時(簡単に言えば飲み忘れのない状態)の 妊娠率とほぼ同じ値です。アクシデントの限界は、このへんではないでしょうか?

 一方で、コンドームが3%、膣外射精が4%の失敗率です。この数字はすでにアクシデントとは呼べないエリアであることをご理解ください。

1 ピル+基礎体温法 ←残念ながら没
 ピルを飲んだ状態で基礎体温法が併用できるといいのですが、ピルを服用していると排卵自体がなくなり、間違って排卵があった場合でも体温の変動がランダム化してて拾い上げることができないようです。

2 ピル+コンドーム
+

 ピルに関するPIはノーガード膣内射精の数値ですので、コンドームと併用した場合の率は乗算で求められます。ピル・コンドーム併用の場合の3年累積数値 は0.08%となり、3年間で1250カップルに一組が失敗する程度のローリスクとなります。(ちなみに1年リスクでは0.009%)

 経済状況と、薬との相性が許せば、この組み合わせが一番安全です。ヨーロッパでは標準的な組み合わせ……と書かれているサイトもよく見ます。

 1サイクル28日のうち21日間、心おきなく『MakeLove』ができます。

3 オギノ式改良2型+コンドーム


+

 月経不規則マージンを8日とりましたが。実際には10日ずれることもあるので、これでも安全ではありません。その意味では、手間がかかっても次の4番を採用することをおすすめします。

 なお、改良2型のPIがオリジナルオギノ式の3分の2のPI=6であると仮定すると、3年指標は16.9となり、コンドーム(3年指標8.7)との併用において、最良の結果では3年指標で1.5までは落とせます。

4 基礎体温法(改)+コンドーム

+
 本来のものよりうしろを2日のばしてみました。受胎法ではなく避妊法として使うために必要なマージンです。

 基礎体温法はそのままでもベストがPI=3であった避妊法なので、(改良しなくとも)オギノ式PI=9の三分の一の危険率です。毎日体温を測る面倒さえ我慢できれば、安全率の見返りは魅力的です。

 上記3番に対し、この併用の3年指標は三分の一、0.5まで落ちて、可能な日も増えます。またピルの経済的負担に耐え切れない場合などもこちらで。

 具体的には、危ない日にはしないで、それ以外の日に挿入前からコンドーム装着、というルールになります。

#3 年齢階層別避妊ガイド



参考資料
初交経験の時期

都性研 児童・生徒の性意識性行動調査結果の概要
http://weblog-system.net/templates/jfpa/cat3.aspx?md=100071
2008年データ
性別中3高1高2高3
5.5 19.0 3.4 19.4 52.7
8.3 16.0 6.1 16.1 53.5

中3以下  高1  高2  高3
高3の1月末時点で未経験


人工妊娠中絶と出生数

厚生省 人口動態調査&衛生報告
2010年データ
年齢出生数中絶数合計年齢別中絶率
~1451 428 479 89%
15172 1,060 1,232 86%
16724 2,664 3,388 79%
171,819 3,883 5,702 68%
183,595 5,250 8,845 59%
197,185 7,365 14,550 51%
20~24110,956 47,044 158,000 30%
25~29306,910 45,645 352,555 13%
30~34384,385 42,132 426,517 10%
35~39220,101 39,881 259,982 15%
40~4434,609 15,946 50,555 32%
45~49773 1,330 2,103 63%
 50~19 25 44 57%
不 詳5 12 17 71%
総 数1,071,304 212,665 1,283,969 17%

統一されたものが存在しないので、それぞれの2010年度データを並べ、単純合計し比率を算出していますが、多胎出産/死産/流産などの要因が含まれていないため、合計数が実際の総妊娠数とは異なる可能性があります。

[元となる資料]
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/
eisei_houkoku/10/dl/kekka6.pdf
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/
jinkou/geppo/m2011/09.html

その他の資料はこちら

中学生
 「人工妊娠中絶と出生数」の14~15歳のデータをご覧になって一週間ほど自分に問いかけてください。

 答えはひとつしかありません。

 男は我慢しましょう。そして、女性は断固拒否してください。

高校生
 30~47%の高校生がセックスをしているのなら、それを止めさせようとするよりも、徹底的な避妊を指導するほうが現実的です。

 高校生がセックスすることは単に「社会的に好ましくないこと」レベルの問題であり、高校生での望まない妊娠は明らかな「間違い」なのです。本人たちにとっても、親にとっても。

 たとえば、日本産婦人科医会は明確にその立場をとって、中高生向けパンフをネット上に置いています。

 公益社団法人 日本産婦人科医会 中高生のあなたへ

 冊子の趣旨はいいのですが、最終結論がピルなのに、費用の問題とか親との関係はどうするのか、あたりがすっぽり抜けてて、産婦人科医サイドで簡単にどうのこうの出来る問題ではないとはいえ、投げっぱなし状態なのは残念です。

 一方で、フランス、イギリス、ドイツではピルは10代の女性には無料で(時として匿名で、あるいは親経由で普通に)提供されているようです。セックスは好ましくないけど、望まぬ妊娠はもっと好ましくないと、その国の親たちは考えているのでしょう。

 そうもいかない日本の高校生カップルには、「4 基礎体温法(改)+コンドーム」を推奨します。コンドームは必須ですが、それしか使わないときの3%リスクをどうしても避ける必要があるからです。

 そして、もっと重要なことがあります。

 「エッチはしたいけど、妊娠は絶対したくない!」と、勇気を振り絞って彼に伝えることです。この問題は女性だけでは解決できないのです。



大学生/社会人
 細かい点は、二人でよく話し合ってください。ここまでの避妊についての記述事項をとことん読んで、リスクと利益の配分をきちんと決められてこその大人ですし。

 ただし一般のサイト上の記事には注意してください。最新の低容量ピルに関する臨床データをふまえていなかったり、感情的/伝統的/道徳的判断基準に傾きすぎたりして、合理的ではない結論を下しているものも多いからです。

 避妊に関しては、ピル+コンドームがデフォルトです。費用負担もまた、二人で話し合う問題です。

 病院に行った場合の年間予算合計=40,000~60,000円
 個人輸入+ピル検査の年間予算合計=25,000円。

 ここで取り上げたトリキュラーという薬は病院でも貰える物で、中身は処方と同じものなので、慣れてきたところで後者へとシフトしても特に問題は無いかと思います。

 コンドーム代も含め30,000円。二人がそれぞれ1250円/月を負担する、ということになります。予算化しスケジューリングするだけのことです。



 最後に、このような、避妊とその費用についての話し合いができない男性とお付き合いしている女性の方へ。

 別れてください。この件以外でも今後あなたは様々に傷つけられることになります。思い切るなら早いほうがいいと思います。

 でもどうしても無理なら、そっと自費でピルを入手し、彼には一切告げないで服用を続けてください。

 貴女の体は貴女自身で守ってください。



end of text

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